November 30, 2008

つくえ

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机を捨てにゆく。
すっかり汚くなってしまったけれど、子供のときからずっと使っていた机だ。

わたしの生まれる前は、父の机だった。
かれこれ50年近く、うちにあったことになる。

でも、もういらなくなった。

どんなものであれ、
長く使い続けた道具にはきっと、何かが宿っている。
それは、物にこびりついた記憶のようなもの。
木や石や水がもっているのに似た、あっけらかんとした魂のようなもの。

Category: マネコ(眠教室A), 日記・雑記